徳久先生ON

UI / UX のロックンロールな徳久先生ってどんな人?

徳久 達彦 先生

ON

「NID人のONとOFF」記念すべき第一弾は、徳久先生です!
リアルなONのお話を聞くことができました!

「おっす!」

名前:徳久達彦

学科:デザイン学科

専門分野:コミュニケーションデザイン、企画、UI、UX、Webデザイン

自己紹介

専攻分野はwebデザイン。もうwebっていう仕事ができた時からやってて、2000年になる前からだから、かれこれ30年近く。
それで、webの発展とともに、webデザインからUI/UXデザインまで広がっていった感じです。

大学に来て何年目ですか?

10年目!
ちょっと焦りも感じる10年目(笑)

壁には歴代研究室の活動理念が!

ご自身から見て、先生はどんな人ですか?

自信がないタイプ。自信がないから、(授業)資料とかもいっぱい作りがち。
間が持たないとか、伝わらないんじゃないかとか、不安になるからいっぱい作っちゃう。
で、この間学生と喋ってて思ったのは、ワークライフバランスを気にするよりも、働きたいタイプかな。活躍したい(笑)。
仕事辞めると、老けます。すぐ。

それは昔から?

引くほどブラックな時代を過ごしてきたから、仕事の拘束時間が長いことに抵抗感がないのね。むしろ、そこで面白いもの作れるなら苦痛ではない。
でも、大学生もそうでしょ?
徹夜で作品作ったりするやんか。

します(笑)。

先生にとっての曇り

そんな先生にとっての“曇り”はなんでしょうか?
苦悩したことや、未達成なことなど。

そうやなあ。
コミュニケーションデザイン、とか言ってるけど、だれもが良い関係になるなんて途方もなくて。
あのー、無力感!
全然こんなんでは足りんなと思って。
自分の身の回りの人も幸せにできてないな、とも思う。
例えば職場関係でも、正直円滑にやれてる気はしない。身の回りでもいろんなことを円滑にしたいのに、できてないなと思う。

なるほど。

デザインする上でも、苦しかった時期はありますか?

作ることで「苦しい」は、あんまりないかも。
「難しい」と思うことはあるけど、「しんどい」はなくて。
あとはもっといい仕事してるとを見て「悔しい」とかはある。

私は、アイデアが浮かばないことが結構あるんですけど。
それはないですか?

アイデアで苦悩することはあんまりないな。作業スピードとかの、技術不足、能力不足はある。時間が足りない、みたいな。

仕事していて、まだこれじゃ足りないな、と感じる?

感じる。でも、一番苦悩してるのは、統率力とか、交渉力とか。
いいアイデアが(自分の中に)あって、それを通せるか、という部分。
「もっといいのあんのに」と思いながらそれを通せなかったり、チームをまとめる上で別方向を向いてる人がいたり、そういうのにずっとモヤモヤしながらやってる。

それは大学入ってからもそうですか?

大学入ってからの方が多い!
だって夫婦だけの会社だから(徳久先生は、デザイン会社から独立して有限会社ルーフスープを起業している)。
クライアントに話が通らない、とかはあるけど、内々ではあんまりなかった。
でも大学入ると、内部の人が増えて意見をまとめるとか、組織って難しいな。じゃまくさい提案しちゃって煙たがられることも多いやろなって自覚もしてる(笑)。
やねんけど、それでいい気もする。そこ矛盾してんねん。
賛否両論ってあるけど、賛だけの世界が美しいと思ってないから、反対意見が多いのはある意味良いとも思ってる。
まとまりにくいけどね。
学生からも賛否分かれてるでしょ?

というと?

内容だけじゃなくて、表面的にもスカジャン着て、関西弁やと、やだなって思う人いると思う。
(徳久先生は時々、ドクロの刺繍が入ったスカジャンを着ている。)

あー笑笑。思ったことないけどなあ。

ほんまか?(笑)
でも、ほんならスカジャン着るなよって話かも。
新潟やし、関西弁やめた方がいいかもなあ。
なんか自分の頭上から、「歳相応の格好をしろ」って話しかけられる。

先生にもそういうことあるんだ!(笑)

先生の格好が普通になっちゃったら寂しいですけどね

自分でもわからんくなってて。どこまでありなんかなとか。でも、金石先生見て、「大丈夫^^」ってなる(笑)。
(金石先生は、長岡造形大学ファッションデザイン専攻の先生で、常にオシャレです。)

これからの話

自分に足りないところを踏まえて、
どうなっていたいですか?

先生とか生徒とか、人から信頼・納得される、説得力のある大人になりたいけどね。
 
不安はずっと抱えてるんよ。
学生は毎年入れ替わりで20歳前後が常におるやん?でもわしは毎年歳食って、今後一生近づくことはないねん。どんどんギャップができる一方やから、それに対する不安があって、年々近づきたいですって言ってもなるわけないやん。

なんでそこが不安に繋がるんですかね?

とにかくギャップが今後埋められへんことやな。

最初に言った10年いることの焦りにも
つながってきますか?

それそれ!完全にそれ!大学に10年おるって自分にとってはだいぶやばい気がして。視野がすごく狭くなってるのではないか、かな。
若い子とおっさんの経験値と感覚がズレてくわけよね。で、おっさんは経験値とか知識でマウントをとってくるんよ。え、デザインの勉強してんのにこんなことも知らんの?みたいな。若い子も新しい流行のこととかで知識マウント取るんやけど、力関係的に均衡がとれへんなってことは感じてて。わしは自分が古臭いことを押し付ける老害になってないかっていうのが心配。なりがちやん。

「それそれ!」の時の徳久先生

そもそも感性がズレてる可能性も
ありますもんね。

あるある。最近ゲーム何してる?って話したんやけど、乙女ゲームやってますって言われて、そういえば、その手のゲームアプリの仕事2年くらいやってたでって言って、大学来る前やから10年前…10年前!?って(笑)わし10年前にやってたソシャゲの仕事を経験ありって思っててさ。それ経験のうちに入れたらあかんわって感じするやん。思い出でしかないやんって思って。
これは時間感覚のズレやけど、そういうズレはめっちゃあるわぁ。

でも逆にいえばデザイン会社にはない若さから得られる
知識もあるってことですよね?

そうそう、わしはずっと教えてもらってると思ってるんよ。
一番わかりやすいのは、卒研で「ぬい活」ってあって、ぬいぐるみになってるキャラクターを可愛がってるってことでしょ?ってくらいの認識からスタートしてて。もうその辺から知らないわけよね。え、こういうことじゃないの?がズレてるわけよ。で、ぬい活色々教えてもらったら、市場がすごいでかいこととか、オタク界隈とか子供だけじゃないってことがやっと理解できて。
だからわしが学生に教えてもらえることなんか、経験からくる古いことばっかやと思って。作品の魅せ方とか、仕上げ方とか。

どんな大人になりたいんですか?

ありがとうございました〜!