朝ごはん、音楽、フーコー。遠藤先生のOFFな姿に迫る!
遠藤 良太郎 先生
OFF「NID人のONとOFF」第二弾は、美術・工芸学科の遠藤先生にお話を伺いました。
知られざるOFFの姿に迫ります!
名前:遠藤 良太郎
学科:美術・工芸学科
専門分野:絵画
お家での話

先のお話で、「プライベートも仕事になる」ということでONとOFFの区別がつきづらい遠藤先生ですが、お家ではどのように過ごされていますか?
家ではね、まず娘にめっちゃ怒られます。「〇〇やめて!」とか、「おい!」とかって。
娘は思春期だからね。今どき反抗期というのもあまりなくなってるらしいけど、ウザがられてるよ。それでいいけど。
家では娘に、学校では学生に舐められていると思う。
ええ!学生にも舐められますか?
うん。なんか距離が近い気がする。おれはそこそこの距離でいいと思ってるんだけど。
絵画って、そこまでベタベタ指導することないじゃん。
時々見て、描いていることについて話したり、こういう作家もいるよとか見せることはあるけど、やっぱり学生が自分で描く時間が大半だよね。だから放置なのよ、基本的に。
でも、放置が学生にとって一番厳しいよね。
そうですね。何をすればいいかわかんなくなっちゃう。
そうでしょ。おれが見てる学生もね、どうしたらいいかわからなくなって質問とかしてくる。「上手くいかないんですけどどうしたらいいですか」って。そうしたら、「東京の展覧会でこういうのあるから見てくれば?」って勧めてみると、見に行って刺激を受けて、何がしかの打開策を見出したり。うまくいかないとか、どうしたらいいかわからないとか困っていることは、ほとんど知らないからなんだよ。
それってつまり、何をしたらいいかわからないのは、手持ちの選択肢が無いせいじゃん。
だから、自分たちでいろいろ探して、インプットをたくさんして欲しいなって思う。
おれが「〇〇を見たらどう?」って勧めたら、素直に見てくるけど、それしか見てこない。でもそうじゃなくて、自分たちで探し回って欲しいんだよね。

お家での話(2回目)
勉強になります。やはり、いつの間にかONっぽい話になりますね・・・!
少し話を戻して、またお家でのお話を聞いてもいいですか?
娘に怒られる話もしたけど、奥さんにも怒られるよ。
ええ・・・。
そんで、最近は怒られるを越して、見捨てられたような気もするな。
もっぱらtimeleszとかSnowmanとかドラマとかを娘と見てるね、奥さんは。
そうですか・・・。お家での役割とかはあるんですか?
あるよ。
朝ごはん作るでしょ、毎朝。
洗い物もするでしょ。それからゴミ出しも。掃除と、庭の手入れも。
すごいですね!
朝ごはんは、米と味噌汁と納豆だね。。毎日、豆腐か油揚げをベースにして、どの野菜を刻むか考える。キャベツかほうれん草か小松か、もしくは大根か、とか。
納豆は菌を増やすために、食べる30分前から出しておくといいらしい。だから、朝起きたらまず納豆を冷蔵庫から出すのよ。
あとは、時々だし巻き卵を作ったり、焼き魚を作ったり。
お腹が減ってきました・・・。とても素敵な食卓ですが、奥様には怒られてしまうんですね。
そう。でもなんで怒られたのか、忘れちゃう。
おれのいいところでもあるんだけど、嫌なことはすぐ忘れちゃうんだよね。だからまた同じことで怒られる。

学生時代と趣味のお話
なるほど笑。
それでは気を取り直して、高校生に見て欲しいメディアとして、先生の学生時代について伺いたいです。
部活とかな何をされていましたか?
10歳くらいまでサッカーやってたよ。背番号13。なんか不吉な数字で嫌だったな。
でもそこから引越して、ハンドボールもやったしバスケもやった。
先輩後輩の上下関係が厳しいところだったんだけど、それが嫌で盾ついてたら、部活会議を開かれて先輩たちに吊し上げられた上に、創部以来初めての強制退部を食らった。
おお、ワイルドですね。
それで、高校からは陸上部になった。そこで疲労骨折して、美術部に入って、今に至る。
ギターもやった。高校2年生の時にバンドを組んだり、大学に入っても軽音活動して。
そんなにガッツリはやってないけどね。
音楽もお好きなんですね。
そう。これ俺が作ったギター。
「ペインティングボックス・ギター」。

え!すごいすごい!
エレキギターになってる。もともと、アメリカに「シガーボックス・ギター」って言うのがあって、貧しいブルーズマンたちがちょうどこんな大きさのタバコの箱に弦を張って弾いてたのね。だからそれを真似して。
絵の具の箱も木でできてるし、かっこいいんじゃ無いかと思って。

素敵です。最近のブームとかはなにかありますか?
ない。
ないけど、フーコーの「言葉と物」はずっと読んでるかな。
難解なものってよく言われてるけど、ずっと若い頃から読みたくて、でも読めなかった。
それが今になって急に読めるようになって、面白いね。
本を読むのは好きだけど、特に若い頃跳ね返されてた本を読むのは、楽しいです。

いいですね。社会に出られてからも、先生は変化されているんですね。
それでは最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
「小さい頃からイラストが好き」とか、「絵を描くのが好き」ということだけで学校を選んではダメですよ。すぐにミスマッチが起きると思う。
何がやりたいのか、それを実現するためにどこに行くべきなのかを、ちゃんと考えないと。
専門として高度なレベルで絵を描くとなったら、だいたいみんなすぐに「こんなはずじゃなかった」「子供の頃のように楽しく描けなくなった」とかいって嫌になっちゃうんだから。
確かに、表面的な作業の方向性よりも、それによって何が得られるのかを追い求めることが大事なのかもしれませんね。
とても勉強になるお話、ありがとうございました。
みなさんも、ぜひ遠藤先生に会いに来てください!
それではまた次回!
